ロコモに陥ることは運動器に悪い影響を及ぼすので、散歩や運動習慣を持った方が良さそうだと過去数回にわたりお伝えしてきました。
要介護になった原因として、ロコモティブシンドロームは約1/4を占めます。
身体活動や運動の不足も同様で、実は日本人の死因の3位に挙げられています。
さらに今日は、ロコモと心血管死亡リスクです。
移動能力に障害がある方は、男性で1.8倍、女性で2.2倍、死亡リスクが上昇します。
また、日常生活活動(食事、整容、更衣、排泄、入浴)に障害がある方でも、心疾患死亡危険度が、男性で2倍、女性では2.6倍に上昇します。
ロコモは運動器の障害やサルコペニアが原因となって動けなくなる事が考えられますが、これだけでロコモの怖さは言い表せません。
ロコモティブシンドロームになることで、心疾患になりやすくなります。
下は、ロコモチェックの最大2歩値の結果です。
80歳代以上では、8割以上の方が該当します。
しかし、ここで特筆すべきは40代でも男性1割、女性2割が該当している事です。若い内から柔軟性を高く保ち、運動習慣も持っておきたいものですね。
記事担当:リハ部長 さかもと