群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

実車とシミュレータのあいだ

 前橋自動車教習所でオブジェを使用した実車教習を行っていただきました。その経験について報告したいと思います。


 実際に実車教習に行ってきたスタッフから実車教習に行った感想を聞いてみました。


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 担当している患者さんと一緒に自動車教習所に行ってきました。実際に実車教習を行い、患者さん自身もどれくらい自分が運転できる能力があるかということを再確認できた事が大きかったようです。


 院内でドライブシミュレーターや高次脳機能障害の机上検査行った結果、自信を持って自動車運転ができないと判断することはチームとして大変な作業です。


 また、患者さんを担当しているセラピストも、上記の検査のみで退院後に自動車運転を再開しても大丈夫かという不安もあります。


 実車教習によって、シミュレーターなどではなく、実際の車を利用して、運転中の振る舞いや、危険予知行動や安全運転にどう配慮するのかを確認できたことが、今後の運転再開に向けて道筋を立てやすくなることでしょう。


 シミュレーターだけではなく、実車教習が必要な症例に対して教習が行える体制作りが必要であると強く感じました。


 入院中にすべてに対応できる必要はないと思いますが、群馬県は車がないと生活自体ができない人がいらっしゃることも事実です。入院中に免許センターの臨時適性検査を受けることは難しい等の超えなければならないハードルは数多くあります。しかし、できる限りサポートしリハビリ関連職種として介入していく必要があると思います。

 

 私自身も車の運転再開を検討する患者さんを担当する事もあります。自宅退院後に運転再開可能かどうかは未だに悩むことが多いです。しかし、実車運転再開をチームで検討していく上でも実車教習は重要だと思います。

 オブジェで得られる交差点の進入速度や、安全対策としての左右確認の首振り角度などは先日の研修会で丸橋が述べさせていただきました。


 このような活動を通して、シミュレータと実車との関連性についても調べていきたいと思います。


記事担当:OT三浦