今日は「入院申し込みの話」。
当院は紹介型の病院であり、ほとんどの患者さんが急性期病院からご紹介をいただいて、入院されています。
そのときに利用される病歴などを記載した用紙が、診療情報提供書です。
この診療情報提供書を当院では院長がすべてに目を通し、回復期や療養病棟でのリハビリ適応があるのかないのかを検討して、入院判定会議にかけています。
入院可と判断されると、病棟や主治医が決まり、地域連携室を通じて、対象者に入院日の打診がされます。
入院日には、ご家族と一緒に来院されるようお願いしていますが、様々な書類や同意書への記載、さらに主治医の初診など、ご家族にも一緒にしていただく事が沢山あります。
時々、ご家族とのスケジュールが合わず、入院できる日が遅くなってしまうこともありますが、リハビリも早期介入が有効とされることが多いので、できる限り早い入院にご協力ください。
また、入院受付の時間帯を10時~11時に指定されていると思います。
遠方の方にはご迷惑ですし、なんでこんな早くから・・・とおっしゃられる気持ちもわかります。しかし、病院ですので食事を提供するにあたっても、医師の処方が必要です。これが何を意味するかというと、医師が診察をする前には、病院食の提供ができないということを意味します。
この時間の来院は、実はスムーズに昼食を提供するためにはベストな時間だったということです。とはいえ、朝早くから申し訳ございません。
さて、少し脱線してしまいましたが、入院申し込みの話の続きです。
特に脳卒中は冬期発症が多くなるためか、申し込み件数も月によってばらばらです。昨年の月別入院申し込み件数を確認したところ、月によって1.8倍もの開きがありました。
下に示すグラフは、直近の週ごとの申し込み数ですが、多いときと少ないときで2倍以上の開きがあります。
実際の入院の際には、ご家族に来ていただいて、同意書や計画書などをキチンと処理すると、一日に入院できる患者さんの人数にも限りがあります(主治医一人あたり一日2名程度まででしょうね)。
こういう病院の都合と、患者さんやご家族の都合を合わせると、入院できる日が意外に後ろになっていたということも時々あるようです。
ベッドが空いているように見えても、まとめて入院できる人数には限界があるので、空きベッドが暫く続くこともあります(申し込みがまとめて来ると、その後の入院スケジュールが埋まってしまいますし、申し込みがないと入院0の日もあります(-﹏-。))。
診療情報提供書をいただいてからできる限り早くご連絡を差し上げますので、ご協力をおねがいいたします。
ちなみに今週は申し込み多数です。申し込み感謝致します。
記事担当:部長さかもと