2020年4月~2021年3月までに当院を退院された脳卒中患者さんの転帰先割合を示します。
以前より、重症患者さんの方が自宅に転帰する割合は低いといわれていましたが、今回も、こんな結果となりました。
まずは入院時FIM81以上の軽症コース。
ADLがすべて自立しているわけではありませんが、所々に介助が必要な患者さんが、リハビリを行った結果の自宅復帰割合です。
こうなりました。
それにしてもすべての患者さんが、自宅復帰とは凄いですね。
次に、中等症。
中等症でも8割が自宅復帰されています。
最後に、重症者。
FIM40未満の入院ですので、入院時にはほとんどできることはない状態の患者さんです。
中等症もそうですが、病院には急性期病院へ転院された患者さんも含んでいます。
リハビリでできることを増やす事はもちろんのこと、ご家族の介護によって、この自宅復帰率43%は支えられています。
この割合が多いか少ないか判断するのは皆様ですが、このようなデータを示している病院は意外に少ないのでは無いでしょうか。
また、違った視点からの資料を提示したいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。
記事担当:部長さかもと