今回は、屋内で転倒しやすい場所 第4位の寝室について、見ていきましょう。
環境の整備は、生活の自立度に応じて、介護保険を利用し補助金の対象となるものもありますので、自治体の窓口で相談してみるとよいでしょう。
転倒しやすい屋内場所ランキング
1.居間・茶の間・リビング 2.玄関・ホール・ポーチ 3.階段
4.寝室 5.廊下 6.浴室
高齢者の転倒事故の発生時の動作は、移動中が最も多く、その行先はトイレが最多であったとの報告があります。
皆さんはふと目覚めてトイレに行くとき、寝室・トイレ間の照明を点灯していますか?
寝室・トイレ間の動線をチェックしてみましょう。
いくつチェックがつきましたか?
改善案をみていきましょう!
1. 寝室とトイレ間の動線に、センサー式の足元灯(照明)を設置する。
2. 寝室とトイレ間の動線に、荷物や家電製品のコードがこないようにする。
3. 寝室とトイレ間の動線に、じゅうたんなどの敷物による段差を作らない。
4. 寝室とトイレ間の動線に伝って移動できるよう手すりを設置する。
福祉用具紹介
○たちアップ 暗い場所でも安全なように手すり部分が蓄光式で光ります。
寝室の動線につかまれるところを準備するとともに、足元の整頓も行い、つまずかない環境を維持することが大切です。
記事担当:OT千嶋