群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリを施行。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

転倒予防のための生活環境の整備

 自宅内での転倒予防は、身体機能の向上も大切ですが、安定した歩行や動作ができるように介護用品の活用や、介護リフォームが効果的です。環境面か ら転倒予防を考えていきたいと思います。

 環境の整備は、生活の自立度に応じて、介護保険を利用し補助金の対象となるものもありますので、自治体の窓口で相談してみるとよいでしょう。

 

転倒しやすい屋内場所ランキング

居間・茶の間・リビング

玄関・ホール・ポーチ

階段

寝室

廊下

浴室

 

転びやすい場所は「ぬ」「か」「づけ」と合い言葉で覚えておくと便利です。

「ぬ」濡れたところ

   <例>キッチン、洗面所、お風呂場、雨に日の玄関タイル等

「か」階段や段差のあるところ

   <例>照明が暗い、手すりがない等

「づけ」片付け

   <例> 新聞・雑誌、出したままの使った物等

 

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 まずは、転倒しやすい場所ランキング第1位の「居間・茶の間・リビング」についてみていきましょう。

 

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転倒の原因

改善案

 

段差

・段差解消のくさび・スロープ(滑らない工夫を)

・段差の壁や柱に手摺りをつける

・意識しやすい色をつける

フローリング

畳の目

・滑らない靴下

・フローリングには滑りにくいワックス

・滑り止め付き靴下・ルームシューズ等

片付いていない所

・整理整頓:新聞や雑誌など、つまづきやすい物を床に置かない

・コードをまとめる。コードを壁沿いや絨毯の下を通す

・歩くところにコードを渡さない。(テープで留める)

布団類

・こたつ布団のはしや、座布団を整える

・カーペットの端を留める

その他

・家具は倒れないように、金具などで固定する

・テーブル角など、とがった箇所にはカバーをつける



福祉用具使用例

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福祉用具を使い、今あるソファからも立ち上がり易くすることもできます。

 

今後、時々シリーズとして転倒しやすい屋内ランキングの順番に、情報をお届けしたいと思います。    

 

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