群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

中高年の肥満に対するダイエット

 筋肉量を維持・増加させながら脂肪量を減らし、体格指数、ウエストサイズをもっとも改善するダイエット法は「エネルギー制限+筋トレ(+有酸素運動)+高タンパク食」なのだそうです。

 

 トレーニングをせずに、食事からのエネルギーを制限するのでは、脂肪量は減りますが、それに伴って、筋肉量も減少していきます。

 

 加齢に伴い筋肉量が減少するサルコペニアを予防しながら減量するには、エネルギー制限食と筋トレの併用が最適とのことです。

 

 肥満者は筋肥大がしにくいそうです。だからといって過度な糖質制限ダイエットをすると、脂肪が減りますが、筋肉も減ってしまいます。

 

 

 

 減量して、フレイルやサルコペニアを目指す人はいないと思いますので、極端な糖質制限は行わず、そこそこの糖質制限をしてください。

 全粒粉を利用した小麦だったり、玄米などでも良いと思います。糖質の吸収時間を長くすることも血糖スパイクを減らした、血管にやさしいアプローチができると思いますので、検討してはいかがでしょうか。

 

 若い人に多い朝食抜きという状況。これも筋トレのパフォーマンスを低下させるといわれます。

 朝食を抜くと、昼食を食べても、その日の運動パフォーマンスは損なわれるそうです。さらに、睡眠不足で高強度のトレーニングを行うと心臓へのストレスが増加する可能性があるそうです。

 

 また、過度な減量をすることにも警鐘が鳴らされています。過度な減量をすることで、エネルギー量の不足が生じますが、これは、パフォーマンスを低下させ、怪我のリスクを高めると言われます。

 

 怪我して逆に太ってしまったなどということにならないためにも、過度な減量は避けた方が良いでしょう。

 

                           記事担当:部長さかもと