コロナウイルスが5類に分類されるのが来週に迫ってきました。
しかし、医療機関としてのスタンスは変えるわけにはいきません。
5類になったとはいえ、高齢者が罹患すれば高熱が出る場合もありますし、無症状であっても、他の患者さんに広めてしまうというリスクは高いです。
当院では幸いにもほとんどが軽症の患者さんで、無症状の方も多かったですが、感染者が出た場合、リハビリの範囲や場所、装備などに多くの制限を受けますし、その体制が整う迄はリハビリを中止して感染経路を推定して、経路を絶つ努力をします。こういった点からもリハビリ再開まで時間がかかりますし、正常化まで時間を要します。
コロナを予見していたわけではありませんが、当院はフロア毎にリハビリを行う体制に移行していました。一部、リハ室が共用しているところがありますが、スペースを空けるようにして利用しています。
外来や通所リハも入院患者とは完全に分離してリハビリを行うようにしました。
実はこうなると、さらに人手が必要になるのですが、コロナ5類移行後も、しばらくは同じ体制で、感染拡大防止に取り組むことになると思います。
5類になっても変わらないじゃんといわれそうですが、医療機関はマスクを外したりせず、同じ対応を続けていくところが多いと思います。
日常生活活動に休みはありませんので、毎日リハビリを行うことが当然ではありますが、感染対策のために中断してしまう事もあります。その際には、一刻も早く正常化したいと思いますので、状況を理解した上でご協力いただけると幸いです。
記事担当:部長さかもと