群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

栄養とリハビリ

 いきなりですが、みなさん食べる事は好きですか?

 

 好きな食べ物はお寿司とうどんと言うが、それに勝るくらいオムライスとハンバーグが大好きな田沼です。(後者をいうとお子様ランチかよと言われるので隠してます...)

 

 よく「一番幸せな時はいつですか?」と聞かれたときに「食べている時です」と答える方、多いと思います。私は食べている時はもちろん、美味しそうに食べている人を見ている時も幸せを感じます。

 

 今回は栄養とリハビリテーションについてお話ししようと思います。

 

 栄養を摂るには食べる事が必須です。しかし、入院されている方、特に高齢の方は食欲がないと言う方が多い印象です。食欲(しょくよく)とは、空腹(くうふく)として感じられる食物を食べる願望であり、睡眠欲及び性欲と並ぶ人間の三大欲求の一つとされています。夏バテや秋バテといった言葉があるように、季節の変わり目で食欲不振になることが多いと言われていますが、みなさんいかがでしょうか。

 

 当院のように、発症後早期に入院してくる回復期リハビリテーション病棟の患者さんは入院時の栄養状態が必ずしも良好ではありません。

 

 そこで栄養とリハビリテーションです。疾患やその治療の過程で筋肉量が減少し、体力が低下してしまった患者さんにはリハビリテーションによって筋肉量と体力を向上させることが必要です。しかし栄養状態が良くないと「筋肉量を増やす運動」が更なる栄養状態の悪化を招いてしまいます。筋肉の合成にはタンパク質とエネルギーが必要です。低栄養状態で過度の運動を行うと既存の筋肉を使ってエネルギーを得ようとするため、かえって筋肉量は減少してしまいます。

 

 

 栄養面にアプローチすることで、全身状態の改善及びリハビリの効率が良くなることに繋がります。

 私も栄養面まで目を向けられるPTになれるよう精進します。

 

 最後に、これは豆知識の1つですが、スマホブルーライトは食欲にまで影響するそうです。夜遅くスマホを使うと食欲が増進する可能性があります。ブルーライトの影響でストレスホルモンのコルチゾールと空腹ホルモンのグレリンの量が増え、グレリンは身体に脂肪を貯めやすくするそうです。体重を気にしている方、参考にして頂ければと幸いです。

 

                               記事担当:PT田沼