群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

振り返ることの大切さ

こんにちは!PTしのはらです。

今年も残すところ後1週間となりました。

皆さんは今年一年どんな一年だったでしょうか?

日本でこの一年間何が起きたか、振り返ってみましょう。

 

1月 石川・能登震度7日航機と海保機が羽田で衝突事故

3月 日銀、マイナス金利解除

7月 日本銀行20年ぶりに新紙幣発行、パリ五輪日本は海外最多メダル45個

9月 自民党総裁に石破氏首相に就任、大谷翔平米大リーグ初「50-50」

 

ざっくりとですが、個人的に覚えていること・印象的だったことをまとめてみました。

 今年は悲しいニュースで一年が始まりましたが、スポーツ分野での嬉しいニュースが多かった印象です。

 

 

このように一定の期間を振り返るときは2つのポイントを意識して振り返ることが重要です。

1つ目が「肯定的に受け入れる」です。

 成功体験や楽しかった出来事は、肯定的に受け入れやすいでしょう。ここでは、「なぜうまくいったのか」もあわせて振り返ります。

 

2つ目が「ネガティブな事とも向き合う」です。

 できなかったことや失敗したことを掘り下げ、なぜ結果につながらなかったのかを考えることで、次への参考にもなるでしょう。

 

これをリハビリ期間で置き換えてみましょう。

 当院では数ヶ月間リハビリ目的で入院されている患者さんが多いですが、退院時にその数ヶ月間を振り返ることで今後の生活について改めて考えることができると思います。

まずは「リハビリ期間で学んだことやできるようになったことを肯定的に受け入れる」

 リハビリを行ってきたことで得られたことは少なからずあると思います。まずはそういった部分を肯定的に受け入れ、どうして良くなったか、できるようになったかを考えることが大切です。

 

次に「リハビリ期間を通してもできなかったこと、結果に繋がらなかった事とも向き合う」

 退院時に、今回の入院前と全く同じように生活が送れるようになる事に越したことはありあません。ただ、全く同じように生活できないこともあり得ます。そういった時に、なぜ結果に繋がらなかったか、今後どうしていけば良いのかを客観的に考えることは、今後の人生の過ごし方や生活に重要となってきます。

 このような振り返りは自分の心の中のみで押さえ込まず、家族や信頼できる人に話す、ノートに書き出してみる等のアウトプットをすることで自分の気持ちに正直に振り返ることができると思います。

 

 年末で忙しいですが、この一年の出来事、ここ数ヶ月のリハビリ等を思い出して、振り返るには丁度いい時期かもしれません。来年一年、これからのリハビリ・生活が充実したものになるよう、振り返りをしていきましょう。

 

記事担当:PTしのはら