日本の研究です
1988年から、脳卒中や冠動脈疾患の既往のない40-79歳の男女4万名あまりを対象に、2006年まで追跡調査をした。
参加者には以下のアンケートをとりました。
- 果物を1日1回以上摂る
- 魚を1日1回以上摂る
- 牛乳を毎日飲む
- 1日1時間以上歩く
- BMIが21-25
- アルコールは1日に46.0g未満(ビール1L未満)
- タバコを吸わない
- 睡眠時間5.5-7.5時間
あてはまる項目に1点を与え、点数の高い(7-8点)グループと、点数の低い(0-2点)グループの脳卒中死亡率を比較すると、
多変量解析によるハザード比(95%信頼区間、集団帰属率)は、脳卒中では男性0.36(0.22-0.58、45.0%)、女性0.28(0.15-0.53、43.4%)、心疾患ではそれぞれ0.19(0.08-0.50、76.2%)、0.20(0.09-0.47、34.5%)だった。
生活習慣を改めることで8項目中7-8点がとれると、脳卒中による死亡を大いに防ぎ、死亡者を1/3~1/4程度にできることがわかったとのこと。
脳卒中や心疾患予防には上記8項目を参考にしてください。
記事担当:部長さかもと
Eri Eguchi et al : Healthy lifestyle behaviours and cardiovascular mortality among Japanese men and women: the Japan collaborative cohort study. Eur Heart J. 2012