群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

日本人が脳卒中で亡くならないための生活習慣

日本の研究です

 

 1988年から、脳卒中や冠動脈疾患の既往のない40-79歳の男女4万名あまりを対象に、2006年まで追跡調査をした。

 

 参加者には以下のアンケートをとりました。

  • 果物を1日1回以上摂る
  • 魚を1日1回以上摂る
  • 牛乳を毎日飲む
  • 1日1時間以上歩く
  • BMIが21-25
  • アルコールは1日に46.0g未満(ビール1L未満)
  • タバコを吸わない
  • 睡眠時間5.5-7.5時間

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 あてはまる項目に1点を与え、点数の高い(7-8点)グループと、点数の低い(0-2点)グループの脳卒中死亡率を比較すると、

 多変量解析によるハザード比(95%信頼区間、集団帰属率)は、脳卒中では男性0.36(0.22-0.58、45.0%)、女性0.28(0.15-0.53、43.4%)、心疾患ではそれぞれ0.19(0.08-0.50、76.2%)、0.20(0.09-0.47、34.5%)だった。

 

 生活習慣を改めることで8項目中7-8点がとれると、脳卒中による死亡を大いに防ぎ、死亡者を1/3~1/4程度にできることがわかったとのこと。

 

 脳卒中や心疾患予防には上記8項目を参考にしてください。

 

                   記事担当:部長さかもと

 

 Eri Eguchi et al   : Healthy lifestyle behaviours and cardiovascular mortality among Japanese men and women: the Japan collaborative cohort study. Eur Heart J. 2012