群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

脳卒中患者さんの入退院時FIM変化

 FIM(機能的自立度評価法)は、18項目でADLを点数化しますが、今回は13項目の運動項目合計が入退院時でどのように変化したか調査しました。

 FIM運動項目(FIMM)は最低13点~最高91点で表されます。13点がすべての項目で全介助、91点はすべての項目で自立です。

 これを、脳卒中患者さんが当院に入院した際の年齢で、改善具合を並べてみました。

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 入退院を比較すると、年齢を問わず、すべてでp=0.00の有意な改善を認めています。

 しかし、年齢により改善度には少し差があり、

  85歳以上では、利得13.41。

    75~84歳では利得19.48。

      64歳以下の若年者では、利得25.00でした。

 85歳以上の高齢者では利得が少し低くなるものの、ADLについて効果が見られており、高齢だからといってリハビリはせずになどど、悲観する必要は無いことがわかると思います。

 また、若年者では利得が高い(良くなりやすい)ですが、入院時のFIMMが他と比べ比較的高く、改善しやすいとも言えます。従って、前期高齢者はもっと重度な方からチャレンジして頂いても良いのではないかと思います。

 辛いばかりのリハビリは行っておりません。機能面の改善だけではこのような要素が強くなるかもしれませんが、作業療法、言語聴覚療法と合わせて実施することで、メリハリの効いたリハビリができるよう支えていきたいと思います。