群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

睡眠の質と免疫の関係

 沢渡では猛暑日を記録する事はほとんどありませんが、前橋は最高気温が35℃以上の猛暑日が今シーズン34日!?となり、過去の記録をさらに更新しそうな勢いです。皆さんは良く眠れていらっしゃるでしょうか。

 また、最近コロナウイルスに罹患したという話をよく聞くようになってきました。熱帯夜で寝苦しいところにコロナが流行ってきているのは心配でしかありません。

 

 睡眠の質と免疫機能には関連があります。睡眠時間や休息感などをもとに評価した睡眠効率と風邪の発症の割合を見た研究では、睡眠効率が高い人ほど、風邪の発症率が低下しました。まだコロナと睡眠に関する研究は目にしていませんが、ウイルスという点では同様の事が言えそうです。

      

 現代人の生活で、質の高い睡眠がとれない理由は、眠る直前までスマートフォンを使っていること。これは睡眠の質を大きく下げると言われます。健康を保つために情報を集めていたとしても、それで免疫力を下げてしまっては本末転倒です。

 

      

 

 睡眠は時間だけで測れるものではありませんが、睡眠で大事なのは量よりも質といわれています。「疲れているはずなのに眠れない」という場合には、ストレスによる睡眠の質低下を疑う必要があります。しかし、この論文は時間を目安に風邪の引きやすさについて論じています。質の高い睡眠をとるに越したことはありませんが、時間も目安とお考えください。

 

 また、体の機能はすべて影響を及ぼし合いますので、夕食の内容や時間も睡眠を左右します。夜遅くに食べて胃に食べ物が残っている状態では、寝ている間も胃や腸が動き続けることになり、安眠できません。夜8時頃までには夕飯を終えるとよいでしょう。

 

            記事担当:最高気温よりも熱帯夜が辛いさかもとでした。