出来ている人には今更ですが、日本人の平均睡眠時間は世界でも短いと言われています。
高度経済成長期から日本人は睡眠を削って経済活動に勤しんで来ましたが、
最近は、猛烈社員は減ったように思いますが、日本人の睡眠不足は癖になってしまったのでしょうか。
日本人の女性が世界1。男性も世界3位の睡眠時間の短さ。他の国と比較するまでもなく、毎年少しずつ減っていっています。
もう少し寝てもいいようですね。
睡眠がもっと必要な訳をお示ししたいと思います。
まず、睡眠時間が短いと免疫機能が低下します。
下の図で示すように、風邪を引きやすくなるそうです。
また、万病の元である「高血圧」を引き起こす引き金になるようで、睡眠時間が少ない方が高血圧症発症リスクは高くなります。
しかし、このグラフを見ると、睡眠時間が6時間を超えていれば、
たとえ睡眠不足や不眠症と感じていても、
高血圧にはなりにくいようです。
また、睡眠時間と体格指数を比較すると、以下の様になりました。
睡眠時間が短いと太りやすくなると言えそうです。
最後に紹介するのは、カロリー摂取を抑えて、寝る時間に差をつけた実験の紹介です。
睡眠時間8.5時間と5.5時間の時間布団に入るよう指示され、14日間に渡って1450kcalで生活してもらいました。
すると両群共に3kg減量出来ましたが、内訳はかなりの違いがありました。
除脂肪量は筋肉の事と同じと考えても良いでしょう。
いかがでしょうか。8.5時間睡眠では脂肪を中心に減少していますが、5.5時間では筋肉が中心に減っていっています。
従って、短時間睡眠では脂肪がつきやすいとも言えそうです。
いかがでしたか。
これはすべて短期間でも起こりうる生体の反応です。よってリハビリを行う前には前日から睡眠をしっかりとるという準備が必要です。
普段から規則正しい生活や食事をとり、効果的なリハビリができるよう、体調を整えていただきたいと思います。
記事:部長さかもと
6/5一部修正