以前、睡眠不足により心血管疾患や脳卒中の発症率が上昇するというお話しをさせていただきました。
つまり、睡眠には疲れた体を修復する役割があるということでしょう。
今日は、これに関連してあまり研究されてこなかった、睡眠と風邪についてのお話しをしようと思います。
これまでの話しの流れからおわかりのように、睡眠時間と風邪の罹患率には関係があります。これはみなさん何となく感覚で理解されているように思います。
では、どの程度なのか?。結果をお見せしたいと思います。
風邪をひいたら”ビタミンCと睡眠もとってくださいね”と病院では定番のセリフですが、毎日7~8時間の睡眠をとることは、風邪の予防にもつながります。
睡眠時間を削って毎日頑張っても、風邪をひいて寝込んだ結果、生産性が落ちたとすれば、本末転倒ではないでしょうか。
「睡眠はおろそかにされることがあります。少なくとも、食事や運動のようなほかの健康習慣と比べると」と、研究をまとめたカリフォルニア大学、アリック・プレイサーは強調します。
「反対に、この実験は、夜に5〜6時間以下しか眠らない人が払わなければならない生物的代償が存在するという明白な証拠を提供していると思います」とのこと。
リハビリでは活動と栄養と休養が大切。
リハビリで運動や知的活動など頑張ることも大事ですが、これと同じくらい栄養摂取と休養も必要です。
一日一度、体の修復作業である睡眠を、まずは時間の面から見直してみてはいかがでしょうか?。
記事担当:部長さかもと