最近、脳卒中で当院に入院され、リハビリを受ける患者さんが増えているように思います。
下の図は飲酒量と各疾患の死亡リスクの関係をグラフで示したものです(国立がん研究センターによる)。
昔から良く言われることですが、飲酒頻度が増えるほど、アルコール摂取量が増えるほど、脳卒中になりやすいと言えます。
それも、過度な飲酒に限って言えば、男性よりも女性の方が脳卒中で亡くなりやすいという結果でした。
どの疾患でも比較的似たような傾向であり、週あたりの飲酒量が増えれば増えるほど病気に罹りやすくなっていると言えそうです。
ちなみにビールで言えば500mlの缶一本でアルコール20mgだそうですので、500mlの缶ビールを週に5回以下くらいが、リスクの一番低いところにあたります。ちなみに日本酒1合とビール500mlは同じくらいのアルコール量だそうです。
コロナ禍でまだまだ大変だと思いますが、深酒するより散歩を心がけましょう。
記事担当:部長さかもと