群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

「水分をしっかり摂りましょう」

 皆さん、こんにちは!

 

 今年度、ブログ担当となりました、理学療法士の鈴木頼義です。初めて投稿させていただきますので、拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただければと思います。

 よろしくお願い致します!

 

 さて、4月も中旬となり、朝夕の気温差はあるものの、日中はここ沢渡でも20℃を超える日が多くなり、今後は汗ばむ陽気も増えて来ると思われます。

 そこで、人間の体調管理の中でも重要な水分摂取について今日は少しお話しさせていただきます。

 

 厚生労働省によると、水分摂取量には口から飲む飲料水、食事の中に含まれる水の「摂取される水」と、体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される「代謝水」があります。それらの摂取される水と代謝される水の総量は成人で1日約2,500mlです。内訳は飲料水から約1,200ml、食事から摂取する水は約1,000ml、代謝水は約300mlです。

 

 私たちは運動や気温の上昇に伴い、汗などによって体内から失われた水分を摂取する必要があります。運動をすると運動によって汗を大量にかくだけでなく、息遣いが荒くなり、呼気としても水分が失われるため、多くの水分が必要になります。 そのため、運動強度が高い時や外気温が高い時は、水分摂取量を多くしなければなりません。

 

もし、体内の水分量が不足すると、、、

脱水状態となり熱中症脳梗塞心筋梗塞などを引き起こす危険性があります。

 

 

 そこで重要となるのが、小まめな水分摂取です。

 身体が一度に吸収できる水分量は、200~250mlと言われています。大量に飲んでも吸収しきれなかった分は尿として排出されてしまうため、一度に大量に摂取するのではなく、小まめな水分摂取が重要となります。

 水分摂取のタイミングとしては就寝前、起床時、運動中及びその前後、入浴の前後、そして喉が渇く前に水分補給を心掛けることが重要です。

 一昔前までは部活動で「運動中は水分補給させない」などの教えがありましたが、大きな間違いであることを再認識していただければ幸いです。

 

 

 私たちも患者さんのリハビリを行っていく中で、より効果的かつリスク管理に配慮するには水分摂取の重要性を改めて感じております。

 患者さんと一緒に身体を動かし汗を流し、会話をしながら水分を摂る。こうした一連の流れで良好な関係性を築けるのだと感じます。

 

 では、今週も水分を摂りながら、頑張っていきましょう!