群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

潤いのある生活

 現在流行しているコロナのオミクロン株はのどの痛みが強いと聞いています。

 喉の違和感を感じたら「コロナ?」と思う方、いらっしゃいませんか?

 私はまだこのような感覚はありませんが、違和感があればコロナを疑ってしまうと思います。

 

 今の時期は、もともと空気が乾燥して、湿度の影響で喉の痛みや鼻水、くしゃみ等の症状が出てしまう方も多いと思います。

 特に年末年始は、自宅の温かい乾燥した部屋で過ごす機会も増えてきます。強力な加湿器があれば話は違うのかもしれませんが、病院でも湿度低下はかなり悩ましい事案です。

 

 今回は湿度について述べたいと思います。

 

 適切で健康的に過ごせる湿度は何%かご存知でしょうか?

 

 答えは40%~60%といわれています。

 

 40%以下の環境では肌や喉が乾燥したり、ドライアイの原因になったり、風邪やインフルエンザのウイルスが活性化したりします。

 また、60%以上の環境では、カビやダニが繁殖しやすい環境になり、それによりアレルギーなどの健康被害や家具や建物のダメージを引き起こしてしまいます。

 

 そこで適切な湿度が保てるよう湿度を上げる方法、下げる方法を紹介します。

<上げる方法>

・洗濯物を部屋干しする

・濡れタオルを干しておく

・加湿器を使用する

・炊飯を含む調理をする

<下げる方法>

・室内の風通しをよくする

・除湿剤、除湿器を使用する

 

          

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補足(蛇足?):医療機関で最近加湿器を利用しているところが減っているのは、加湿器の選定や管理が難しいためです。気化式や超音波加湿器は雑菌やウイルスが繁殖すると、これをまき散らして逆に感染し易くしてしまうといわれますし、加温式の加湿器は火傷などの安全面への配慮が必要などといわれ、3つのタイプすべてで、感染予防よりもリスクの方が高いと考えられていることが原因です。こうしてみると、昔よく目にしたストーブの上のヤカンは意外に良かったのかもしれません。(さかもと)

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我が家の湿度は46%でした。

毎年「加湿器を購入するぞ」と思いつつ未だに購入できていませんが、とりあえず快適な湿度は保てているようです。みなさんも自宅の湿度を気にしてみて下さい。

 

                               記事担当:PT田沼