1月のブログ記事で、退院された患者さんにお渡しした自主練習資料の中からいくつか運動を紹介させていただきました。
今回はその第2弾として、引き続き自主練習メニューをご紹介したいと思います。
今回は、骨盤の運動です!
まず前後の動きです。
①指を鼠径部にあて、骨盤を後ろに倒しお腹をのぞき込むように背中を丸める
②骨盤から前に起こしていき指を挟むように背筋を伸ばしていく
特に、②の動きが重要になります。
背中が丸くなってきた方などは、骨盤が前に倒れづらいためこの動きができなくなってきます。
この動きができないと、重心が後ろに残りやすくなり、イスから立ちづらくなったり、後ろに転びやすくなってしまいます。
次に横の動きです。
①顔と肩のラインをなるべく動かさないように片方のお尻を浮かせる
②これを左右両方行う
このときの背骨の動きは歩くときにもわずかに生じ、左右への重心移動に重要な動きになっています。バランスをとる反応としても重要な動きですね。
この動きができない人は、背骨がまっすぐのまま体を傾けて片方のお尻を浮かせる人が多い印象です。
今回、骨盤の運動を紹介しましたが、体幹の柔軟性が必要な運動でもあります。
運動というと筋力をつけることをイメージする方が多いと思いますが、柔軟性があって筋力も発揮しやすくなりますので、参考にしていただけたら幸いです!
記事担当:PT山田