群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

転倒予防

 少し涼しくなり過ごしやすくなってきました。真夏に比べ運動するには良い季節ですね。

 

 今回は転倒についてです。

 転倒には色々な原因があります。体の機能の低下(体力や筋力)、心の問題(性格や注意力)、環境の問題(坂道や段差)、動作の問題(普段やり慣れていない動作)などがあります。これに加え普段の運動不足や加齢により骨が弱くなると骨折に繋がり、場合によってはリハビリが必要になることもあります。

 転倒により骨折しやすい場所は、大腿骨(足のつけ根)、手首、背骨が多いです。当院でも足と腰の骨折で入院してくる患者さんは多いと思います。

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 また、年齢別でみると、60歳から75歳までの方は屋外での転倒が多く、75歳以上になると屋内(特に居間・リビング)での転倒が多いようです。居間やリビングでの転倒が多い理由は普段家で居る時間が長く、立つ・座るの動作が多いからではないかと思います。

 

転倒予防の為にできる事は、

➀普段から体を動かし体力・筋力の低下を予防する事。

②目の機能を良くすること。

③環境を整えること。

この3点で高い転倒予防効果があるとされています。

 

 体の機能を良くするのはイメージが掴みやすいと思います。目の機能を良くすると言うのは、年を重ねると視力も落ちますので足元の段差や遠近感が分かりにくくなると言う事のようです。目を良くするのは簡単ではないので、必要に応じて眼鏡や夜間の移動時に足元を明るくするなどがいいかもしれません。最後の環境については、自宅内の移動スペースにはなるべく障害物を置かないように整理整頓をしてください。転倒された方に話を聞くと、ちょっとしたことで転倒する方が多いように感じます。

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 健康体であっても、たまには転ぶこともあると思うので、100%転ばないようにすることは難しいと思いますが、少しの工夫で転倒する可能性を減らす事もできると思います。

 転倒しないよう気を付けていきましょう。

                           記事:PTながい