群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

動きやすい身体

 だいぶ涼しくなってきましたが、みなさんいかがお過ごしですか?

 

 さて、私は前回、ふだん実践している「身体の負担を減らす作業環境」についてお話ししました。

 

 今回からは「動きやすい身体を手に入れる事の大切さと具体的な方法」についてお話ししていきたいと思います。

 

 

動きやすい身体とは?

 「動きたい」という気持ちと「動ける身体」のバランスがとれた状態だと思います。

 「動ける身体」があったとしても気持ちが落ち込んでいて「動きたくない」と思えば動けません。

 逆に「動きたい」と思っていても身体が固い、すぐ疲れる、痛みがあるなど「動ける身体」がなければ動きません。

 動きやすい身体とは心身のバランスがとても大切だと思います。

                                

では、どうしたら精神の安定と動ける身体を手に入れられるようになるのでしょうか?

ここで、耳にタコが棲みつくくらい聞き飽きている単語を言います。

   

  ①食事     ②睡眠    ③運動

 

またこの話ですか(-_-;)って思った方!ほんとにこの3つ出来ていますか?

 

今回は①食事について解説します(^^ゞ

 

 当たり前ですが、人間の身体は口に入れた物でできています。飽食の時代になり、生活習慣病や肥満などの不健康な人が増えてきています。安くておいしい物を手軽に食べられるようになった現代だからこそ、食事には気を付けなければなりません。

 

①「血糖値が上がりにくい食事をとる」

 血糖値を下げることで有名な「インスリン」ですが、実は脂肪を蓄積させる作用があり、これは炭水化物や糖分を摂取すると分泌されます。

 おいしい白米もパンも麺も食べたいですが、少なめにしています!

 白米+雑穀米や白米+オートミールも血糖値が上がりづらいのでいいですね!

 ただ、炭水化物は筋肉を付ける上で必要なため、ある程度は摂取する必要があるので極端に減らさないようにしています(^_^)b

 

GI値ブドウ糖を100として、血糖値の上がり具合を示す指標のこと。

GI値とは、グライセミック・インデックスの略であり

食品に含まれる糖質の吸収度合いを示します

 

GI値が低くなるほど、血糖値の上昇の度合いが緩やかです。

血糖値の急激な変化は、眠気を誘い、集中力を低下させます。

糖尿病などでは意識されている指標です。

 

急な血糖上昇は、血管を傷つけるおそれもあるので、慢性疾患がなくても、普段から意識できると良いでしょう。

 

②「お菓子を近くに置かない」

お菓子を遠くに置いてみてはいかがでしょう?常にテーブルの上に置いてあると無意識のうちに手が伸びてしまうので一手間動かないと取れない所に置いてみる。

これは取りに行くことをめんどくさがって意外と効果があります( ^o^)ノ

ちなみに私はキッチンの上の棚にしまってあります。

背が高くないので取るのに一苦労です・・・笑        

 

 食事に関しても「3食しっかり食べた方がいい」、「1日1食でいい」、「野菜は最初に食べた方がいい」、「肉は食べない方がいい」、「これだけダイエット」など、さまざまな情報がとびかっています。

 

 情報の一つ一つの真偽について検討することはできませんが、いずれにしても高度の肥満については病気になりやすい事が指摘されています。

そんな状況に陥る前に、改善を目指して、昔からいわれる「腹八分目」に加え、低GIやお菓子の置き場に工夫してはいかがでしょうか。

 

                        記事担当:PT大津(一部改変)