群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

もちつき

もちつき大会 現在開催中です。画質が荒くてスミマセン(゜o゜;)。

 

     f:id:sawatarispa:20191226143908j:plain

 

 K医師は才色兼備な女医さんと紹介されていましたが、

 Y医師ははっぴの下に白衣を着ると、割烹着を着ているようにしか見えなくて紹介が全く頭に入りませんでした。

 なかなか男性医師の割烹着姿、見る機会が少ないから貴重かもしれません(違うか(^▽^))。

 

f:id:sawatarispa:20191226144308j:plain

 実際の餅つきです。

 意外に控えめに振りかぶり、餅をついています。

 

 参加された皆さんが(画面手前に患者さんが大勢いらっしゃいます)、また、このブログをご覧の皆様が来年はいい年になり、平穏に過ごせますようお祈りしながら、もちをつかせていただきました。

 

 このあと獅子舞など予定されていますが、まずは一報とします。病院HPにも写真が載る予定ですが、ブログはこのスピード感がいいですね。

 

                            記事:さかもと

【今年度の目標を振り返って】

         f:id:sawatarispa:20191225142210p:plain

 今年のPT室の目標の1つに、良いところを褒めるリハマインドを育てる。という目標があります。

 リハマインドと一言でいっても色々意味合いは有ります。

 たとえば患者さんを良い方向に導くことや、機能だけでなく人間としてトータルでみていく心構えという人も居ます。

 また、専門的な知識や技術から、明確な形を示し、何よりも患者さんと共に生活の質を考え、色々な側面で見ていく必要があると述べる人もおります。

 

 今年一年を過ごす中で私は患者さんと向き合えていたのでしょうか。

 一緒に考え、導くことは出来たのでしょうか。考えると中々むずかしいものですね。(笑)

 

 皆さんは今年の初めに立てた目標は達成できましたか?

 出来た人も、そうでなかった人も来年度の為に新しい目標を立てて、達成出来るように頑張って行きましょう!

 

 ちなみに私は体重を-5㎏目標にしていましたが、達成出来てません(笑)

 来年こそは・・・^.^;

 

                         記事担当:PTくまだ

          

追記

 リハビリテーションマインドといっても聞いたことがない方もいらっしゃると思いますが、この目標については良いところを褒めるということに重点が置かれています。

 患者さんは体や心の動きが鈍くなることによって自己肯定感が低くなる傾向にあります。そんなときに医療者側から良くなった所を褒められると、身体機能の改善を実感することができ、具体的にリハビリによって良くなったところがどこなのか認識することができます。

 リハビリにおいてただ無言で運動を繰り返していても、何を目指すのか、どうなりたいのかがわかりません。

 リハビリ開始の時点でどうなりたいのか明確にして、それに向かって努力を続けていく事が大切です。

 リハビリを続けていく過程で、やる気が出続けるように”良いところを褒める”という活動していきたいと考えています。

 そのとき、セラピストとしては前向きに、利他的で、障害を持つ人と共に歩み、チームアプローチで関わるという精神が大切だと思います。

 これをリハマインドという言葉で集約しています。

                        追加記事:部長さかもと

 

『日本ディサースリア臨床研究会 ディサースリア認定セラピスト 報告2』

こんにちは。

 

 11月にお知らせした、日本ディサースリア臨床研究会 ディサースリア認定セラピストの認定書が届きましたので、ご紹介させていただきます。

 

 以前、紹介しましたが、『ディサースリア』とは、脳血管疾患や進行性疾患などにより発声発語器官が上手く動かなくなり、発音が歪んでしまう症状を言います。

 

 そのトレーニングとしては、口の体操、発音練習、発声練習、舌の巧緻性のトレーニングなどがあります。その中で、日本ディサースリア臨床研究会では、発声発語器官のトレーニングを詳細に学び、一定のカリキュラムを実施したセラピストに認定書を渡しています。

 2019年から開始になったカリキュラムです。今後もたくさんのSTが取得し、発音指導の幅がより広がっていくことと思います。

 

 当院でも、より個別性の高いトレーニングを考えながら患者さんのプログラムを考え実施しています。

 困った事があればいつでもお声がけください。

 

 そして、こちらがディサースリア認定セラピストの吉田STです。

      f:id:sawatarispa:20191223102150p:plain

 いつも丁寧な対応で、患者さんと接している吉田ST。

 

 プライベートでは、フルマラソンを走ったり、トレイルランニングをしたりと、活動的な一面も。

 

 今後も活躍を期待しています。

 

                         記事担当:ST 江口

 

当院の頚髄損傷リハビリ結果を調べました

 3年ほど前の事になりますが、有名な政治家が趣味の自転車で転倒し、頸髄をいためてしまう事件がおきました。

 

脊髄をいためるとどうなるのでしょうか?

 

 人間は体を動かそうと思うと、脳からの指示は脊髄から神経により手足に伝わっていきます。また感触などは神経から脊髄によって脳に伝わります。

 

 この脊髄は人体で極めて重要な組織であり、繊細な組織です。

 哺乳類の中枢神経系は損傷すると再生しないことがヒポクラテスの時代から知られてきました。

 

 脊髄が断裂してしまうと頭でいくら指示を出しても、損傷された脊髄を越えて神経の伝達が伝わることはなくなります。これが脊髄損傷です。

 

 頸椎には7個の骨がありますが、中央に脊柱管があり、脊髄はその中を通っています。

 繊細な組織なので骨によって保護されています。

 

 外傷によって、頸椎で脊柱管が損傷され、脊髄に傷がつくことで発症します。

 軽傷であれば、手足のしびれが出現し次第に軽快していきますが、重度に頸髄が損傷してしまうと麻痺が残ってしまう可能性が高くなります。

 

 その場合には長期のリハビリが必要といえるでしょう。

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

 最近増えている高齢者の頚髄損傷。ちょっと気になったので、どのくらいの割合で自立度が変化したか調査しました。

 

 過去2年。35例のリハビリ結果です。

 不全損傷、完全損傷などの分類はカルテを調査しないと難しいため、今回は全員で割合を出しています。

 

     f:id:sawatarispa:20191223182237p:plain

 入院時の立位と歩行の自立割合を示しています。

 

 4割くらいの方が立つことができ、2割弱の方が歩く事ができています。

 

 立位は支えなしでできる割合を示していますが、歩行は歩行器等使ってもできる方の割合を示しています。

 

 では、退院時にどうなったのか。

 

 下に示します。

 

     f:id:sawatarispa:20191223182535p:plain

 立位で8割弱、歩行で74%が自立に至っています。

 

 完全損傷の患者さんは、動作の獲得は難しいですが、立ち上がりなどを行う事で、筋活動がみられるようになることもありますので、悲観して何もしないというのはお勧めできません。

 

 装具を利用したり、杖を工夫したり、歩行器を変えてみたりとあらゆる工夫をして少しでも使える歩行にしようと、患者さんと一緒に頑張った結果が現れていると思います。

 

 機会があれば詳細をご紹介します。

 

                        記事担当:部長さかもと

【OT室レクリエーション】

 11月15日、「第1回OT室レクリエーションの会」が中之条町の体育館にて開催されました。(職員交流のお話しです)

 

 幸いにも天候に恵まれ、スポーツの秋と言われるに相応しい環境で行えたのではないかと思います。

 

 競技は、「大人の椅子取りゲーム」や「気配切り」等々

 

 年次は、下は1年目から上は数十年目のベテランまで、幅広い層で行い、このときばかりは、「上下関係の消失」「無礼講」が光り、先輩後輩和気藹々ととても楽しかったとの意見が多かったです。

 

      f:id:sawatarispa:20191223101212p:plain

        写真は天気関係ないものになっていますが・・・

 

 写真に現れるように、皆さん楽しむ事が出来ました。

 

 今度、開催されるときも、積極的に参加したいと思います。

                        

                          記事担当:OT丸山

世間はクリスマスですね

 当院の2Fリハ室。看板が登場しました。

 

    f:id:sawatarispa:20191219172332p:plain

 

 クリスマスリース調の黒板です。

 

 リースの輪には永遠という意味があるそうです。

 はじめも終わりもなく、”命や幸せがいつまでも続くように”という願いが込められています。

 さらにクリスマスのリースが緑色なのは、農作物の繁栄を願う言い伝えがあります。

 柊の実は太陽の炎で、尖った葉やリボンは魔除けと意味が込められているそうです。

 松ぼっくりや姫リンゴなども「神への捧げもの」の象徴とされます。


 他には、リースに使われている「モミの木」「柊の葉」は、キリストの被った茨の冠、「受難」を意味し、赤い実は「キリストが流した血」を意味するというものもあるそうです。

 リンゴや松ぼっくり・麦の穂など作物に関するものは収穫の象徴です。

 特にリンゴは、保存が効き、栄養のある作物なので、常緑樹につるして、神へのお供えとして使われていました。

 

 こんな意味があってリースは古代ローマ時代から飾られているようです。

 

                        記事担当:部長さかもと 

 

 

避難誘導訓練

 年二回の避難誘導訓練。

 個別リハビリを通常通り行ったまま一部で避難訓練を実施していますので騒然としています。

 

    f:id:sawatarispa:20191219165830p:plain f:id:sawatarispa:20191219165919p:plain

 

 今回は右の図にあるように、杖歩行での避難誘導訓練にも挑戦してみました。

 しかも、設定は3動作歩行といって、通常の1.5倍以上歩行に時間がかかります。

 

   f:id:sawatarispa:20191219170221p:plain  f:id:sawatarispa:20191219170315p:plain

 

 また、車椅子による移動も合わせ、12名の誘導される方を用意して実施させていただきました。
 

        f:id:sawatarispa:20191219170646j:plain

 

 固定式歩行器でリハ室から歩いてきてくださった方には、途中で車椅子を用意し、乗車後誘導しました。

 

 

          f:id:sawatarispa:20191219170859p:plain

 

誘導が終わると、防火扉を閉めて延焼が拡大しないようにします。

 この二人は仲良く脚が揃っています。

 

           f:id:sawatarispa:20191219171216p:plain

 

 最後も仲良く?防火扉を二つ閉めて終了です。

 

 これで本館への延焼は防ぐ事ができます。

 

 当院の防火区画から外側は延焼を防ぐ構造になっているそうで、不用意に屋外に避難してしまうよりも安全だそうです。

 

 非常口はありますが、まずは防火区画の外側に逃げるようご協力をお願いします。

 

 参加された皆様。大変お疲れさまでした。

                     記事担当:リハ部長 さかもと

 

 

 

退院時のアンケート

 当院でも、より良い病院づくりに活かすため、退院の際に患者さん、ご家族にアンケートを記入していただいております。

 

 以前ご紹介したものは、退院後3ヶ月を目途に、ご自宅にアンケートを送付し記入していただくもので、自宅での生活に当院のリハビリが活かされているかを調査するものでした。

 

 今回ご紹介するものは、内容を変えながら病院で数十年にわたって実施しているものです(退院するときにアンケートをお願いしています)。

 

 といっても、あまり勝手に公開してしまうわけにはいきませんので、今日は患者さんが当院を何でお知りになったかという項目だけをご紹介します。(直近6ヶ月間)

 

 最初の質問は、当院を何で知ったかということについてです。

 

   f:id:sawatarispa:20191218154607j:plain

 

 結果は、7割近くを前病院の職員が占めました。ホームページ、またこのブログもかなり力が入っていますが、皆さんに知っていただくという点についてはまだまだ努力が足らないようです。

 

 ご家族や知り合いの方を通しての口コミも3割弱を占めています。もっと他人にご紹介いただけるリハビリ病院になりたいと思います。

 

 さて、前病院職員の内訳ですが、こんな感じになりました。

 

f:id:sawatarispa:20191218155255j:plain

 

 医師による紹介が6割、連携室、リハビリ職員、看護師の順に続いています。

 リハビリ関連職種が他病院の紹介をするのは、かなりハードルが高いように思いますが、多くの医師やリハ職種の皆さまに、当院をご紹介いただいたことに感謝致します。ありがとうございますm(__)m。今後とも宜しくお願いします。

 

 いろいろな方にご紹介いただいている当院ですが、今回の結果からは知名度という点についてはまだまだであると感じました。

 本ブログも今後も頑張っていきますので、関東圏・新潟・長野の皆様にも当院をご紹介ください。

 

                        記事担当:部長さかもと

【群馬県作業療法士学会】

 12/8に高崎市福祉センターにて第22回群馬県作業療法士学会が開催されました。

 

 当院からは2名、ポスター発表に望みました。

 

 惜しくも優秀賞は逃しましたが、どちらも興味深い発表でした。

 

 また、今回は全体を通して、様々な分野で活躍するOTをクローズアップしており、基調講演をはじめ身障領域、精神領域のワークショップ、スプリント作成体験、ポジショニング指導、生活行為向上マネジメントの事例検討会等、様々な企画がありとても充実した内容となっていました。

 

 作業療法の歴史も時代の変化と共に求められることが変わりつつあり、今後は病院だけでなく、地域や行政、医療や介護の業界など、様々な場所で活躍することが期待されているようです。

 

 今回の学会は、そんな未来を考える上でとても刺激的な機会となりました。

 

 私自身、同僚の研究発表にも刺激され、群馬リハビリテーション病院でできる事、あと1歩考え、実践していきたいと思います。

 

 発表者の2人です、お疲れ様でした!

 

        f:id:sawatarispa:20191217094921p:plain

 

                          記事担当:OT下田

リハ部の取り組み⑳

ジェントルスティム(干渉波型低周波治療機器)

 

 低周波刺激は喉への食物の流入に対して、嚥下反射を起きやすくします。

 しかも干渉波刺激ということで、刺激されていることはほとんど感じません。

 嚥下反射が起きやすいということは、治療時に嚥下(飲み込み)回数を増やすことができ、嚥下に関する筋活動や協調性の動作反復練習がしやすくなります。

 嚥下反射の開始が遅れている症例に対し利用でき、低周波通電と違って、痛みを感じないという特長もあります。

 国産の機器であるということも、当院が導入した理由の一つでした。

 

f:id:sawatarispa:20191216113520p:plain

干渉電流型低周波治療器 ジェントルスティム

 

こちらも合わせてご覧ください

gunmarehab.hatenablog.com                        記事担当:部長さかもと