病気になったり、手術をしてから時間が経ってしまうと、改善しにくいといわれています。
そこで今回は特殊な?手法を用いて、改善率を表す事にしました(%)。
当院に入院される患者さんのほとんどは日常生活動作が傷害されています。そこで、杖・装具・手すり等使わないですべての日常生活活動ができることを100として、どのくらい改善したかを示す事にしました。
ちなみに、入院時80の方が退院時90まで改善された場合を50%とします。
結果は以下のようになりました。

発症や手術から当院に入院されるまでの日数で分けて、改善率(%)を平均値で示しています。
発症1ヶ月を超えると改善率が低下し始め、60日を超えると2割前後になっています。回復期は通常2M以内の入院が原則ですし、ここの人数は数例ですので、平均値も小さくなってしまっています。
特筆すべきは31日からと46日からで、当院回復期リハ病棟でのリハビリ開始が遅くなると、それだけすこしづつ改善が難しくなると思われます。
従って、できるだけ早く当院でリハビリを開始することが大切でしょう。
今回、点数の平均値ではなく、改善率でお示ししました。なぜなら残りの持ち点が50点ある方の20点の改善と、20点しかない方の20点の改善ではその改善の質が異なると考えたからです。
記事担当:部長さかもと