今回で1000記事。よく続いたものです。
拙い文章におつきあいいただき、誠にありがとうございます。
今日は、リハビリスケジュールのお話しです。
急性期病院では、リハビリのスケジュールは予定では行えていないようです。検査や診察などが不定期で入るため、予定通りに活動することは難しいようです。
しかし、当院のようなリハビリ病院では、最低でも前日にはリハビリの予定が決まっています。
関係機関の指導により、5分間の空き時間まで設定されたリハビリスケジュールです。10年ほど前から、予定時間を決めてリハビリを行っています。
さらに工夫していることは、リハビリの開始-終了時間を大きく変えないようにしていることです。
高次脳機能障害の患者さんなどでは、リハビリの時間が変わるだけで混乱してしまう方もいらっしゃいます。混乱を防ぐ意味で、できるだけリハビリの時間は変更がないようにしています。
このスケジュール組みを各病棟の主任が行い、リハビリの頻度や副担当(代診という病院もある)も調整をしています。
療法士個別でスケジュールを組む病院では、若手療法士が休みの時に先輩に頼む事が難しかったり、人気の療法士に患者さんが集中し過ぎたり、頼みやすい療法士に患者さんが集まったりします。
こうならないように、当院のシステムでは均一化が図れるようにし、療法士の過度な負担も軽減できています。
記事:部長さかもと