歩行アシストは歩行時に股関節の屈曲伸展を補助する機器ですが、この速い動きに合わせ、理学療法士が介助することは、ほぼ不可能です。
この絵で示すように、歩行時膝が曲がりがちな方に、歩行アシストにより膝を伸ばすことはかなり有効です。
なぜなら、脚が体幹の下で支えるときには、歩行アシストの介助は膝が伸びる方向に働きます。その結果骨盤の高さが膝を曲げたときと比べ高くなるため、反対側の脚が前に出しやすくなります。
ついでに、反対側の脚を振りだすアシストをしてくれるので、歩きやすくなります。
ただ、難点が一つあり、歩行に介助が必要な方には利用しにくいという特徴があります。
従って、見守れば歩ける方や、一人で歩ける方が対象です。
ご活用ください。
記事担当:部長さかもと