歩行自立と判断するのは、理学療法士でも悩むことがありますが、多くの資料などからいろいろ考えてみると、大体以下の項目をチェックしておくと良いようです。
立位でベッドのカーテンの開閉ができる
後ろ歩きが3歩できる
立位で床に落ちた杖を拾うことができる
その場回り(180度)が左右とも行える
目標の場所まで到達できる
机の前の椅子を引いて座り、立ち上がって歩き出す事ができる
病棟の廊下を大回りで一周できる
病棟内の自立歩行が可能だと思う
ふらつきがあっても手を出す必要性を感じない
靴、装具の着脱ができる
当院でも以前、自立度判定について、理学療法士の間でチェック項目を探ったことがありますが、なかなか結果は出ませんでした。
最近はこのような研究も進んでいますので、上のような基準を元に、自立の判断を行っていきたいと思います。
8の可能だと思うは、セラピストの勘です。様々な基準や数値を元に、自立の判断を行いますが、それでも転倒するケースがあります。
また、7の病棟大回りは、私の経験からは100m程度では自立が難しく、欲を言えば300mくらい連続で歩ける事が必要だと感じています。
上のチェックを理学療法士とともに行い、病棟内歩行自立を一緒に目指しましょう。