昨今、いろいろなところで議論になっている白米。体に悪いと言われ始めて、年々摂取量が減っているというのが現実です。
下のリスク比表に表すように、米を多く摂ることで糖尿病になる割合は女性で二割弱、男性で6%増えると言えます。
しかし、糖尿病になる可能性は少し増すとはいえ、その下の脳卒中(CVD)死亡率は男性で8%減、女性では差が無いと言えそうですし、
さらに、他の病気を合わせた死亡率に至っても、逆に男性で19%、女性で12%低いようです。
まだこれから先、追加の研究が必要なようですが、米を食べることは糖尿病に少しなりやすい以外は、総死亡率を下げてくれる良い食べ物と言えるのかもしれません。
したがって、米を敬遠しすぎる必要もないように思います。
現状では,お米のみならず麦,蕎麦,麩,稗,粟,蜀黍,黍,栃,豆,根菜などの多様性を,日本の歴史や風土,時に自然災害や飢饉と闘ってきた先人たちに思いをはせつつ、”腹八分”を意識して食事を楽しむこともたいせつなようです。