玄米や大麦、全粒粉パン、全粒シリアルなどの全粒穀物の健康向上に関する知見が多く出てきています。
全粒穀物は食物繊維が豊富で、糖尿病や心疾患、がんなどの疾病が予防できそうです。
全粒穀物とは、玄米や大麦、オーツ麦、ライ麦などの未精製の穀物のことですが、「食物繊維が多い健康食」といわれてきました。
全粒穀物を多く食べる人は心血管疾患などによる死亡リスクや総死亡率が下がります。
下のグラフで示します。
糖尿病による死亡リスクは1日90gの全粒穀物で半分くらいまで下げることがわかりました。
一般に、高齢になるほど糖尿病の割合は高くなっていきます。糖尿病では「糖質の多い主食を減らす」ことが勧められますが、全粒穀物では、ある程度食べたほうがそのリスクが下がります(グラフから読み取れますね)。
全粒穀物は安く、病気のリスクを下げられるというのはうれしいですね。
日本人は穀物由来の食物繊維摂取量が昭和と比べるとかなり減っているようで、上記の病気が増えている原因にもなっていると思います。
しつこいですが、穀物由来の食物繊維をもっと摂りましょう。
内臓脂肪を減らしてくれる効果も持つようです。
記事担当:部長さかもと