昨日と同じく、警察庁の報告です。
自動車乗車中にどの席にいるかと死亡率の違いを経年変化で表したグラフです。
車の安全性は年々上がり、運転席と助手席では死亡率を10年間で半数近くまで減らすことができたようです。
自動車乗車中にどの席にいるかと死亡率の違いを経年変化で表したグラフです。
車の安全性は年々上がり、運転席と助手席では死亡率を10年間で半数近くまで減らすことができたようです。

しかし、これに比べて後部座席ですが、H28でも10年前と比べ86と指数がほとんど下がっていません。どうしてでしょうか。

ここに示したように、後部座席ではシートベルトの装着率が低いことが一因のようです。右のグラフにもありますが、シートベルトがありとなしでは14倍以上も致死率に差が出るようです。
当院には、交通外傷で入院される患者さんもいらっしゃいますが、歩行中や自転車等乗車中だけでなく、車乗車中のシートベルト装着にもっと関心を向けると、入院しなくてはならない事態も防げるでしょう。