群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

複合トレーニング

 昨日は特異性の原則について触れました。

 その運動に特化した技能を伸ばしたい時は、その運動が必要だということで、100m走のタイムを縮めるために筋トレだけに専念してもタイムは速くならないということです。

 高齢者のリハビリに翻って考えると、立ち上がり動作をスムーズにしたいときに立っているだけのリハビリをしても効果は薄く、実際に立ち上がりの練習をすることで効果を高める事ができます。

 今日はこれを組み合わせた場合にどうなるのかについてお話ししたいと思います。
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 この図は昨日と同じ跳躍高を伸ばしたい場合のトレーニングです。

 昨日は跳躍練習をすることが、他の筋トレのみより効果が高い事を示しましたが、今日はこの跳躍に加え、他の筋トレを行った方が効果が高いという図を示したいと思います。

 この場合も真ん中のような関節の動きのないトレーニングを組み合わせるより、ウエイトトレーニングのような関節の動きを伴ったものを組み合わせる方がトレーニング効果が高いと言えます。

 スポーツ選手がウエイトトレーニングを行っています・・・などがクローズアップされ、バーバルなどを持ち上げたり、機械トレーニングを行っているとパフォーマンスが上がりそうですが、これでは筋肉が太くなるだけです。

 スポーツ選手は投げたり走ったり、蹴ったりとそのスポーツに特化した動作を毎日反復しています。さらに、これに前述の筋トレを加えているので、そのパフォーマンスが向上しやすいというわけです。

 当院でも担当療法士が、筋トレのような基礎的トレーニングと、歩行やADL訓練などの応用動作トレーニングを組み合わせて行う事がありますが、このような意味があります。リハビリ中はあれもこれもとやることが多くなりますが、是非ご協力ください。