群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

リハビリを含むトレーニングの原理

オーバーロード(過負荷)の原理
 レーニングの効果を得るためには、今持っている能力を刺激できる負荷である必要があります。
その刺激は、できうる負荷以上(過負荷)でトレーニングを行う事で、効果が表れます。従って、楽な負荷でやっても意味はなく、ある程度きつい負荷でなある必要があります。

特異性の原理
 トレーニングはその種類によって鍛えられる機能が違います。例えば、持久走では筋力の向上はできませんし、スクワットで上半身のトレーニングはできません。目的に応じてトレーニングの種類を選ぶ必要があります。

可逆性の原理
 一定期間トレーニングを実施して効果があっても、トレーニングを止めると、体はもとに戻ります。リハビリの世界で良くいわれる「廃用症候群・生活不活発病」も、寝たきりで体を極端に使わないことによって、必要以上に筋力、体力を低下させてしまいます。

 この3つをみたすことがトレーニングには必要ですが、20年以上前に勉強会で使った資料を一つ。

イメージ 1

 これは、垂直跳び(ジャンプ)のトレーニング効果を現したグラフです。

 一番左が単純にジャンプ練習をしたもの、真ん中が筋肉や関節の角度を変えずに鉄棒などの動かない機器を押し上げて筋力強化をしたもの、右はバーバルを持ち上げて筋力強化をした結果です。

 単純にジャンプの高さを高めたいなら、ジャンプの練習をすることが、一番跳躍高を伸ばすことができます。

 特に、等尺性収縮による筋トレでは、逆に跳躍高は下がってしまうという結果となっています。
 
 これは特異性の原理が影響しており、ジャンプの高さを増やしたいなら、ジャンプの練習が必要ということです。

 組み合わせたらどうなるかということについては、また次回。