一般的にはこれを腰痛といいます。
2年ほど前の話ですが、当院のリハスタッフも急性の腰痛(いわゆるぎっくり腰)が頻発した時期がありました。しかも理学療法士です。
理学療法士なんだから自分で何とか考えなさいよというのが、当時の心の叫びでしたが、産業理学療法や、厚労省、中災防(中央労働災害防止協会)などいろいろ学ばせていただき、そうもいっていられないという事がわかってきました。
県理学療法士会で、シンポジウムのパネラー(軽い感じですが一応壇上で発表もしました)をしたきっかけで、腰痛対策に少し取り組むことになり、理学療法室では始業前体操を始めました。
といっても、ラジオ体操しましょうなどの決まった感じでなく、朝礼の最後に各々が腰を動かすという簡単なもので、目的は”今日の体の固さと動きにくさを自覚する”ことにあります。
正確な検証はしていませんが、こんな簡単なものでもこの体操に参加しているPTで腰痛で休業した人は1年にわたりいませんでしたが、今日ひさびさに仕事中の腰痛症で休む人がでて、こんな経緯を思い出しました。
2016年の九州PTOT学会でもリハスタッフの始業前体操について検証した発表がありましたが、一番効果があった項目が「疲労感」、次に「腰痛」、「ストレス」は改善傾向にあったとしています。
疲労感が有意に改善するなんてすごいということで、リハ部全体の始業前体操を密かに目論む坂本がお伝えしました。