感染対策の研修会を実施しました。
今回は嘔吐物の処理方法を実技を交えて行います。
嘔吐物は広く遠くに飛散し易い傾向があり、高さ1M~の落下で、半径1.6~2.3Mまで飛散したとの報告もあります。
今回はおかゆを嘔吐物に見立てて行いましたが、ブラックライトで照らすと広範囲に飛び散っていることに驚きました!
リハビリとはあまり関係が無いように思われますが、インフルエンザやノロウイルスなどに感染してしまうと、罹患している期間は、個室管理され、ほとんどリハビリができない状態が1週間程度に渡ることもあり、その間に廃用症候群(生活不活発病)に陥ります。
従って、感染症が起きてもそれを拡大させない努力が必要です。この結果、過去数年間、病棟でインフルエンザ等の発生があっても、多いときで数名で推移しています。
これと合わせ、お見舞い者等を介して、外からの感染症持ち込みにも注意をしています。その結果毎年、病棟への立ち入り制限がかかる期間を設け、ご家族様には大変ご迷惑をお掛け致しております。しかし、高齢者では肺炎が死因の第3位にまで高まる昨今、これを予防することもリハビリの一貫と考えていますので、ご理解とご協力をお願い致します。
これからの季節はノロウイルスなど嘔吐に繋がりやすい感染が多いので、この研修を踏まえ、全職員で予防していきます。
(最近4年間は肺炎は死因第3位にまで上昇しています。ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。)