入院患者さんで、便秘薬を処方されている方は多いと思います。薬を飲んでいるにもかかわらず、良くなったという話をあまり聞きませんので、苦しんでいる方は多いのかもしれません。
食物繊維や水分を摂ることが、便秘の予防に大切とは良く言われますが、これ以外にも、運動も便通を良くするために必要な活動と言えます。
便秘解消のための運動
まずは全身運動。
ウォーキングやランニングといった全身運動を行うことで、全身の筋肉を鍛えられ、腸の蠕動運動を活発にする効果も期待できます。
次に腰ひねり。
肩幅程度に足を開いて立ち、肩や腕の力を抜いてください。そのまま、ゆっくりと腰を左右にひねり、これを数回繰り返します。
腰を左右にひねる動作は、腹筋も鍛えられ腸を刺激して便意が起きやすくなる効果もあります。
最後にストレッチ。
あお向けに寝て足を抱えこむ「ガス抜きのポーズ」、上半身を両手で支える「コブラのポーズ」などがあります。
入院などで活動量が少なくなると、途端に腸の運動も低下するようです。便秘は活動量が少ないことのシグナルかもしれませんので、便秘の際には水分と、運動を補給してください。
記事担当:さかもと