群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

フレイルを知っておこう

  年齢と共に体力や気力が低下し、筋力が弱っていきます。かなり衰弱しても何とか自立した生活を送ることができます。

 それでも要介護状態に陥らずに自立した生活を維持できている状態を「フレイル」と呼びます。

 

 このフレイルは健康寿命が終盤に近いことを指していますが、適切な心がけや活動を行う事で、自立した状態を維持することができます。

 

 まずはフレイルの定義について

 5つほど。

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 非常に大雑把に書いてありますが、この項目に3つ以上該当すると「フレイル」、この項目に1~2項目該当でプレフレイル、該当する項目がないときは健常と判断します。

 で、これが何なのかということについて、少しお話しさせていただきます。

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フレイルと生存曲線

 これはフレイル、プレフレイルと判断された方の生存曲線を表しています。4年後の生存率は8割、7年後は6割にまで落ち込んでいます。

 このように該当項目が多いほど年々生存率は低くなる傾向にあると言えるでしょう。

 

 フレイルは日本語で”虚弱”を表します。

 ということは虚弱の程度が高いほど、生存率は年々下がっていく可能性があります。

 また、ここには病気の有無は考慮されていません。従って、持病を抱えていたとしても、上の該当項目が少なければより生存率が高まると言えそうです。

 さらに、例えば歩く速度が遅くなったにしても、歩けなくなったこととは大きな差があります。歩けなくならないように普段から継続してトレーニングを積んでおくことも生存曲線を高く保つことにつながりそうです。

 

 このようにフレイルを知っておくことは、病気の有無にかかわらず、生存できる可能性を増やすことにもなりますし、健康障害の発生頻度を低くすることにもつながるとも言われています。

 

 従って、上記の5項目に該当しないよう注意して生活や運動をすることが、健康増進につながっていく可能性があると言えます。

 

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                        記事担当:部長さかもと