群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

メタボとフレイル

メタボとは
メタボリックシンドロームの略であり、以下のように定義されます。

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草津町の例ですが、メタボと日常生活活動の自立割合は、メタボであろうと予備軍であろうと、健常であろうと、追跡調査をしても大きな差はありませんでした。

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 グラフのほとんどが重なっていますので、メタボは日常生活自立度にほとんど影響はないといえます。

 メタボであるかどうかは高齢者のその後の生活の自立度や健康寿命、長生きできるかどうかに、それほど関係はないようです。

 これがフレイルでは全く異なります。

 フレイルの定義は

(1)体重減少
目安としては、2年間で5%以上の体重低下。6ヶ月で2~3kgとするものもある。ダイエットの範囲内と言われそうだが、明らかな理由がなく自然と減っていくというのがポイント。
(2)筋力低下
握力は、全身の筋力をよく反映すると言われている。
男性で26㎏未満、女性で18㎏未満が目安。
(3)疲労
これは主観的に疲れている、活力がないという状態。
次の2つのどちらかに当てはまるかどうかで診断。
・「何をするにも面倒だ」と思うことが1週間で1日以上ある。
・「仕事が手につかない」ことが1週間で1日以上ある。
(4)歩行速度の低下
普段歩いている時の速度が、(分速60メートル)未満。
横断歩道が渡りきれなくなったら注意が必要。
運動・体操を行っているか。定期的なスポーツをしているか。
ですが、
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草津町のフレイル該当者の追跡調査では、フレイル、プレフレイルともに、日常生活動作の自立割合が年々下がっていく傾向にあり、健常な方に比べ、12年後に自立者は男性で1/2、女性で1/3にまで落ち込んでいます。

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 フレイルにならないようにするためには、下図のフレイルサイクルに陥らないようにすることが必要です。

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 食事、睡眠、運動に加え、社会的交流を減少させない事への配慮も大切な要素です。

 遠くの親戚よりも近くの他人

 と言われるように、ご近所づきあいも大切にしたいものです。