実際に調査できたわけではありませんので、家にいる日と外出した日の違いで比較します。
これは2015年の国土交通省の報告ですが、外出した日には7~8000歩歩いている方でも、外出をしないと自宅内で歩く歩数とほとんど変わらず、1日2000歩前後にとどまってしまうことがわかります。
歩数のほとんどを外出先で稼いでいる事がおわかりいただけると思います。
従って、外に出ないと活動量は増えないと言えます。
特に外出要請が掛かっていた時期には、外出しない日と活動量が同じであることが考えられると思いますが、その歩数は実に1日2000歩程度にとどまっていたと考えられました。
この2000歩という数字、80歳代の1日歩数に匹敵します。
もっと言えば、平時であれば、80歳代の方が歩いているくらいです。
また、この2000歩という数字。ほとんどの病気の予防になりません。
強いて言えば寝たきりの予防にはなりますが、それ以外の病気の予防には意味がなさそうです。
外出禁止が解け、生活が正常化しつつある今の時期こそ、早めに歩行量や中等度程度の活動時間を以前の量に戻しましょう。
外出自粛って怖いものだったようですね。
記事担当:部長さかもと