おいしそうな朝食が並んでいますが、今日は朝食をとらないと何がおきるのかについてです。
まずは、朝食の欠食と肥満危険度の関係です。
朝食べないだけで、5倍も肥満しやすい傾向にあるとの事です。
食事摂取頻度が少ないと、下のグラフのように、血糖値が乱高下しやすいようです。食事を3回摂ることの意義はここにもあります。(血糖値が高くなりすぎるのは血管を傷つける原因にもなります)
また、朝食摂取頻度と、やる気の起こらない割合です。小中学生の報告ですが、朝食をほとんど食べない人は”何もやる気がおこらない”頻度が増えます。
入院された患者さんはほとんどの方が食事時間を守り、規則正しい生活を行っていただいていますが、時々、朝食を食べずに寝ていたいという方もいらっしゃいます。
以前にもこのブログでご紹介していますが、朝食を食べないと悪いことだらけです。
小中学生のわずか数年間でこのような影響がでるわけですから、中高年の長期の生活習慣が健康に及ぼす影響は、計り知れないものがあります。
また、朝食にタンパク質を加えることによって、リハビリの結果として筋蛋白が合成されやすくなるという利点もあります。
朝早めに起きて、朝食をしっかり摂ることだけでもできると、生活習慣病の予防や、リハビリの進捗に良い効果がありそうです。
記事担当:リハ部長さかもと