今朝、寝坊して朝食を抜いてしまいました。だからというわけではありませんが、朝食摂取頻度による学力や運動機能への影響をお話したいと思います。
これは、過去に何回か触れていますが、朝食摂取頻度と成績、体力テストの結果を表しています。
いかがでしょうか。これは、国語、算数(数学)、体力合計点と朝食摂取頻度別の平均点を表していますが、見事に朝食摂取頻度が高くなるほど、成績や体力が高くなるという結果を表しています。
受験生にはかなり朗報です。自分は食べなくても大丈夫と思っている方、本当にそうでしょうか?。朝食摂っただけで、+15点。このブログを見ている方はたぶん受験生ではないので、お孫さんにお伝えいただければと思います。
ただ、話がここで終わってしまっても仕方がありません。これは成人以降も、壮年期も、患者さんにも良い習慣だと思います。患者さんに限って言えば、毎日の朝食をしっかり摂るという習慣を持つことで、病気の再発予防に繋がったり、リハビリの効果も上がると考えられます。
余談ですが、若くして脳卒中になった患者さんで、生活リズムが極端に乱れている方が比較的多くいらっしゃいます。昼夜逆転のような生活で、朝起きられず、朝食が食べられません。
折角、入院してきたわけですから、入院中にこういった生活リズムの乱れを改善してはいかがでしょうか。夜9時消灯、朝6時起床という健全な生活が如何に心身にとって良いことなのか体験できると思います。
朝食摂取の重要性について述べました。食事に限らず、昔から言われている生活リズムだったり、腹8分目だったり、3食摂取だったりの意味をもう一度考え直してみる良い機会にしていただければ幸いです。
記事担当:部長さかもと