群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

日本ディサースリア学術大会学術大会に参加しました

第四回日本ディサースリア学術大会学術大会が7月15日、16日に東京で行われました。


 「ディサースリア」とは、神経や筋肉の病気が原因で言葉を言う際に使う機能に運動障害が起こり、うまく話すことができなくなってしまう事を言います。

(詳細は、前回のSTブログ記事をご参照ください。)


 今回の大会テーマが、「ディサースリアと摂食嚥下障害を同時に治療する技能を身につける」で、「嚥下障害」について学ぶことも出来ました。

 「嚥下障害」は、飲み込みに使用する神経や筋肉の病気や衰えが原因で、食べ物や飲み物が上手く飲み込めなくなってしまう事をいいます。

 話す時と、食べる時に使う身体の機能には共通するものが沢山あるため、「ディサースリア」と「嚥下障害」は、密接に関わっていると言えます。
 

当院にもディサースリアや嚥下障害の症状に困っている患者さんが多くいらっしゃいますので、言葉を上手に言うための訓練や飲み込みのリハビリを行っています。

より良い臨床を行うため、当院から出張で1名・個人参加で2名、最新のリハビリの成果や研究結果について聴講してきました。

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以下、参加者の感想です。

 

4回日本ディサースリア学術集会に参加してきました。今回、「ディサースリアと摂食嚥下障害を同時に治療する技能を身につける」をテーマに呼吸機能や舌、発声機能などの治療・訓練のアプローチ方法を聴講しました。解説していただいた先生方の臨床場面の様子やアプローチ後の口部機能や発語の変化を音声や映像で確認したり、実際に舌圧子などの物品を使用して手技の仕方を確認したりしました。発話特徴を評価する際はサンプル集と聞き比べてながら評価をするのが良いと伺い、主観的な判断になりがちなので今後はサンプル集を参考にして丁寧に行おうと思いました。また発声発語器官と嚥下器官の多くは重複しており、ディサースリアと嚥下障害の合併率は73.5%と高い確率で合併して生じていることがわかりました。今回のセミナーで解説していただいた高齢者の発話と嚥下の運動機能向上プログラム(MTPSSE)はディサースリアと摂食嚥下障害を同時並行的に治療することができるだけでなく、予防的アプローチであると同時に治療的アプローチであるため、発話・摂食嚥下機能が健常な状態にある方からの機能障害がある方まで幅広く行えるとありました。予防の面からもアプローチできるとあり、嚥下障害やディサースリアの患者様だけでなく、障害のない方にも行っていきたいと思いました。今回、教科書や大学の講義では知らなかったアプローチの仕方や患者様に分かりやすい視覚的フィードバック法の活用、簡単に作れる訓練物品など多くの事を学ぶことができました。学術集会で得たアプローチ方法など今後の臨床に活かしていきたいと思います。

 ST河村