群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

調査報告

 年1回、回復期リハ病棟協会から病棟全体のアンケート調査があり、それをまとめたものが、調査報告書として出版されています。毎年、秋にデータ収集に協力し、この時期にまとめた資料が出版されます。

 

 有効回答病床割合は、61.6%でした。

 

 アンケートとしては、かなり高率の回収率を誇り、全国の回復期リハ病棟を退棟した患者さんの6割を網羅しています。今回はこの中から、リハビリ提供単位数と、

FIM利得のグラフをみたいと思います。

 

 リハビリ提供単位とは、一単位20分のリハビリを一日あたりどの位実施しているのかを表したものです。

 

 3単位であれば60分以上、6単位では120分以上という時間を表しています。療法の内訳は示していませんので、理学療法作業療法、言語聴覚療法の合算です。

 

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 2単位を下回る数値もありますが、回復期リハ病棟はリハビリを主体とする患者さんが入院する病棟なので、提供単位が2単位を下回る部分は、割愛します。

 

 最近では、全体的に整形疾患のリハビリの方が、日常生活活動を表すFIM利得は、大きい傾向にあります。

(赤が脳血管疾患、緑が整形疾患のFIM利得平均を表しています。凡例がなくなってしまいました。スミマセン(^_^;):3/2追記)

 

 整形疾患では一日のリハビリ時間が2時間前後を超えると、利得にそう大きな差はなくなりますが、脳血管障害のリハビリでは(脳卒中等)提供時間が多くなるほど、利得が高くなる傾向にあります(もちろん内容も重要ですが)。

 

 このあたりの違いは、疾患の病態の違いによるものと考えます。

 脳卒中などの病気では、リハビリは短時間、高頻度で行う方が改善しやすいとも言われています。

 

 低負荷・高頻度・自宅を想定した環境で、早期改善を一緒に目指しましょう。

 

                    記事担当:部長さかもと