群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

お酢

 カリフォルニア州に住む6538人に36年間追跡データを分析した研究結果があり、体重が正常範囲内でもお腹がぽっこりしている人は認知症になりやすいという結果があるそうです。

 

 

 

 私のイメージでは、ぽっこりお腹ときくと、お酒類が好きな方を1番にイメージします。コロナ禍で飲み会や外食が減っていた一方で、自粛により活動量が減少しているこのご時世、ぽっこりお腹に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

 

 そこで、最近流行りのお酢

 私は小さい頃、お酢を使えば「足が臭くなくなる」や「10円玉がキレイになる」という噂を耳にしていました。なので私のお酢のイメージは消臭効果や掃除で思わぬ効果を発揮するもので、体に及ぼす効果までは興味ありませんでした。しかし、最近「お酢は体に良い」という話を良く耳にするし、お店での健康をアピールする張り紙をよく見ます。

 実際、排水溝やトイレはもちろん足の裏までキレイにしてくれるお酢ですが、体に起こる良い影響もたくさんありました。今回はそのお酢を使用してぽっこりお腹を回避できる飲み物、食べ物を効果と一緒に紹介します。

 

 それはレモン酢!

 作り方は簡単で、1cmの輪切りレモンと氷砂糖とお酢を耐熱容器に入れます。電子レンジで1分強温め、その後常温で12時間置いたら飲み始められます。炭酸水や牛乳で割っても美味しいです。

 

<レモン酢の効果>

動脈硬化予防:レモン皮の下にフラボノイドがあり動脈硬化の原因を除去

②血圧を正常に:酢に含まれるアデノシンが血管を拡張

③体脂肪の蓄積を抑える:血中の過剰な脂肪を減らしてくれる

疲労回復:クエン酸が働く

⑤美肌:ビタミンCが豊富           

などなどたくさんのメリットが!

 

 また、人の腸には200種類、100種類兆個もの腸内細菌がいます。その中に、私たちを太らせる性質を持つ細菌群がある事が分かっています。この細菌を「デブ菌」というそうです。デブ菌を減らすためにオススメな食べ物が酢キャベツです。

 作り方は、洗ったキャベツを千切りにして、保存袋に入れて塩をふります。袋を振って塩を全体にまぶし酢と粒マスタードをいれます。軽く揉んで空気を抜いて袋を閉じます。

 1日3回食前に食べる事が効果的のようです。

 

<酢キャベツの効果>

①便秘解消:ヤセ菌に加え善玉菌も増えるため腸内環境が整う

②美肌効果:キャベツには美肌のために必要なビタミンCや肌の修復や成長を促すビタミンB群が豊富

③ホルモンの分泌を促進:腸内環境が整うとホルモンが分泌され手足の冷えや不眠が軽減

 

 

 レモンもキャベツもスーパーで手軽に購入出来るので比較的継続しやすいかと思われます。お酢が苦手な方は、リンゴ酢を使用すると刺激が少ないかもしれません。ぜひ試してみて下さい。

 

 最近、患者さんとの会話で「お腹が引っかかって靴下が履けない」というお話しにほっこりさせていただきました。ネタのようにお話しされるので、私もご本人とつい笑ってしまいましたが、ご本人からしてみては重大かつ真剣なお悩みだと思います。確かに足先まで手が届かないということで、妨げられる日常生活動作はいくつかあります。爪が切れないとか、靴下が履けないとか・・・。

 

 今回私が紹介したものは軽度のぽっこりお腹の改善やぽっこりお腹の予防にはなりますが、即時性はありません。なので今回の患者さんのようなお悩みにはなるべく早く解決出来る代償法を考案出来たらと思います。

 

                             記事担当:PT田沼