今回でまとめとしたいと思いますが、群馬県の県別脳卒中発症率は男性20位、女性13位と決して低い順位でないことをお話してきました。
また、予防のために有効と考えられる対策も、県別の順位でお示ししてきました。
以前の記事については、以下をご参照ください。
今日は普段から言われる、肥満、飲酒、喫煙と脳卒中発症の関連について見ていきたいと思います。
まずは肥満割合です。隣県に比べても比較的肥満が抑えられているようで、極めて標準的です。若干の差ではありますが、低い水準を保ちたいものですね。
次の二つのデータは男性のみです。女性はデータが揃わないので、こういったグラフができないというのが理由のようです。
データを見ると、北東北、山陰、新潟が強いです。群馬は習慣的に飲酒はしない県民性なんですね。良いことだと思います。
最後、喫煙です。
安定の?青森になってしまっていますが、群馬県少ないですね。
さて、長きにわたり生活習慣と脳卒中について、県別の統計データと共に、検証してきました。少なくとも飲酒や喫煙を見る限り、もう少し脳卒中死亡率が低くても良いのではないかという結果でしたね。
3回を通して、群馬県の脳卒中罹患を下げるために大事な事は、一日の歩数を増やすことと、塩分摂取量を減らすこと、これができれば健康増進につながるものと思います。
最後に
公共交通機関がない群馬県では車を用いるという選択肢は仕方ないことでしょう。しかし、もし近所に遣える交通機関があるのであれば、ぜひ時々は利用してください。免許返納してから使おうと思っても、そのときは時既に遅く路線が廃止になっていたなどということでは、目も当てられません。公共交通機関の利用は大変ですが、使用頻度を徐々に増やす方法が良いと思います。
また、塩分は隠れているものに注意が必要です。例えば食パン。塩分をどの位摂取しているのか確認をしてください。意外に多い塩分量に驚くことでしょう。
ちなみに、ソウルフードである「とりめし」ですが、調べたところ竹よりも松の塩分量が多いとのことでした。
これ以外にも、マグロ好き、納豆好きのようですから、醤油の摂取量にも気をつかっていきたいですね。
記事担当:部長さかもと