寒い日が続いていますね。寒すぎて自宅でもあまり動きたくなくなるのは僕だけでしょうか?どうしても寒い時期は活動量が下がってしまいますよね。
僕らは、患者さんが入院生活や自宅で行うための自主練習を指導させていただく機会があります。
自主練習は退院後の身体機能の維持・向上を目的に個々に応じた運動を指導させていただいています。
ただ、実際に指導した後にいざ自主練習の具合を聞いてみると「寒いと動きたくなくって」や「やろうとは思っているんだけど、なかなかね…」のように継続できない方が結構います。もちろん継続して出来ている方はいますよ!笑
実際、生活の中に自主練習を入れ込むのは容易なことではないようです。
気持ちはわかります…。
そんな自主練習ですが、少しでも継続してもらえるように以下のことを意識して指導させていただいています。
まずは【目標をしっかり持つ!】ということです。
自主練習をなんのためにやるのかを一緒に考えたいと思います。
「歩けるようになりたい」「足の力をつけたい」でもいいと思いますが、出来るだけ具体的な方がいいです。例えば「買い物に行けるようになりたい」とか「1人でトイレに行けるようになりたい」など明確な目標があるとモチベーションUpに繋がります。目標のレベルも簡単過ぎても難しすぎてもダメです。達成可能で適度な目標になるように患者さんと相談しながら決めています。
次に【適切な負荷量の設定】です。いくら必要な訓練だからって全てをやろうとしたり、張り切っていっぱい訓練をしようとしたりすると長続きはしません。はじめは少し物足りないくらいの簡単な物から始められるように指導しています。まずは内容よりも継続することが大切だと思っています。本人の心が折れないような調整が必要だと思います。
最後に大切なのは【達成感を味わってもらうこと!】です。自主練習をやっていても効果を感じられないと嫌になってしまうことがあるかもしれません。自主練習によりなにか出来た時には素直に一緒に喜んだり、誉めてあげるように心掛けています。また、自主練習のチェックシートを付けてもらうことで、達成感が得られたり、単純にやり忘れを防げたりするので場合によっては活用しながら指導を行っています。
上記のようにセラピストは色々なことを考えて患者さんに自主練習を立案しています。自宅で自主練習やトレーニングをやりたいと思っている方は、今回の話を元に自主練習を考えてみて下さい。近くに相談できるセラピストがいれば相談してみるのもよいと思います。
記事担当:PT MACHIDA