群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

~HIITトレーニング~

みなさんは「HIITトレーニング」を知っているでしょうか?

 

【高強度インターバルトレーニング:High-intensity interval/intermittent training】

の略称が「HIIT」と呼ばれ、2000年代からスポーツ分野で注目されてきています。

 

このHIITが注目された理由としては、

立命館大学スポーツ健康科学部の田畑泉先生の、

HIITに関する論文が理由の一つではないかと言われています。

このトレーニングは後に「タバタトレーニング」と言われるようになりました。

 

HIIT、タバタトレーニングのやり方について簡単にまとめます。

最初の報告では、20秒間の自転車エルゴメータ運動の後、10秒間の休憩を挟んで、

6~7セット行うといった内容です。

時間にすれば合計で3~4分程度ですが、ここで注意していただきたいことが、

エルゴメータの運動強度がとてつもなく高いことです!!

 

その運動強度はというと、↓↓↓

最大酸素摂取量の170%の強度

簡単にいうと、連続して行えば50秒間程度でへとへとになる強度です。

つまり、ものすごくきついトレーニングなのです!!!

 

田畑先生の別の論文の中では、“究極の有酸素性トレーニング”であり、“究極の無酸素性トレーニング”であり、エネルギー供給系という観点では最高のトレーニングの1つであると述べられています。

 

 

元々はアスリートに向けて考案されたトレーニングですが、

某動画配信サイトにて、一般の方に向けた内容のHIITトレーニングを紹介されている方が多くいらっしゃいます。

もちろん、運動の負荷は少なく設定されているため、限界までへとへとになるわけではありませんが、全身を使う運動が多いため満遍なく体を動かすことができます。

 

僕は自宅で行える運動を実践していますが、10分程度の運動で十分に負荷をかけることができています。

今回はHIITというトレーニング方法をご紹介しましたが、負荷量の非常に強いトレーニングであり、普段から身体を動かしている方が対象です。体を痛めてしまうこともありますので、HIITに限らず自分に合ったトレーニングを継続して頂くことが重要ですね。

 

これから寒さが増してくる時期です。風邪を引かないように、

また、お正月太りに負けないように対策をしていきましょう!

 

                             

 

                             記事担当:PT 相場