運動習慣のない中高年者に
週三回、一回45分、
最大酸素摂取量の6~7割の運動強度、
8週間の有酸素トレーニングをしたところ
動脈硬化度が低下した
ただし、統計的に有意な改善は6w以降ということで、ある程度の期間継続することが大切なようです。
cfPWV:頸動脈大腿動脈間脈波伝播速度のこと
数値が低い方が動脈が柔らかい
さらに
中高年に対して
一回30分、週5回、4週間の全身ストレッチ運動を行った。
結果、やはり動脈硬化度が低下した。
baPWV:上腕・足首脈波伝播速度のこと
血管が硬く
血管が厚く
血管内径が細いほど
PWVは大きくなる = 動脈硬化が進んでいる といえます。
運動で血管が柔らかくなることは言われていましたが、
ストレッチングでも効果があるようです。
いわれてみれば、血管も筋肉(平滑筋)ですから、時々伸ばしてやることが大事なようです。
動脈硬化を予防すれば、高血圧になりにくく、心臓や脳血管の病気も防げる可能性があるでしょう。
血行促進、再発予防にご活用ください。
Shumpei Fujie,Motoyuki Iemitsu Anti-aging effects for arteriosclerosis by exercise and nutrition. Glycative Stress Reserch 2019;6(4):219-226
記事:さかもと