こんにちは!新人理学療法士の綿貫です。
今回初めてブログを書かせていただく事になりました。よろしくお願いします!
今年の4月に入職したばかりなのですが、入職して驚いたことがあります。
それは、病院には様々な病気の方がいるのだということです。当たり前のことだと思われる方もいるかもしれませんが、私は脳卒中や骨折が圧倒的に多いのだと思っていました。
入職して知った病気の中でも特に興味深かったのが、「頚髄症」といわれる病気です。
「頚髄症」とは、頚椎症と呼ばれる頚椎の変形性関節症のなかで、変形によって生じた骨棘が脊髄を圧迫することで起こる病気です。
日本人は脊柱管の大きさが欧米人に比較して小さく、「脊髄症」の症状がでやすくなっているのだそうです。
頚髄症になると以下のような症状が現れるとされています。
・巧緻運動障害(箸を使う、ボタンを留めるなどの細かな作業がしにくい)
・下肢の筋力低下や筋緊張の亢進に伴う歩行障害(躓きやすくなる、階段の上り下りが困難になるなど)
・しびれや痛みなどの知覚異常
・排尿障害(尿がでにくい、漏らしてしまう、残尿感がある)
これらの症状が確認された場合には、手術的な治療が選択され、機能回復のためにリハビリテーションを実施します。
当院でも患者さんそれぞれに必要なリハビリを検討し、筋力強化や歩行練習、日常生活動作練習など様々な介入が行われています。
実際にリハビリをする中で、下肢の筋力低下や知覚異常の残存によって体重をかけることに不安がある方が多く、難しさを感じます。能力は人それぞれであるため、その人の能力に合わせた介入方法を先輩達から学んでいます。
重度の筋力低下や知覚異常が残存しているケースでは、POPOという機器で体重を免荷して徐々に荷重量を調整したり、ロボットスーツにて運動学習を促したりと色々な介入が行われています。
今回は頚髄症について簡単にまとめましたが、今後も様々な病気について勉強していきたいと思います。
拙い文章ではありましたが、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
記事担当:PT綿貫