先日、一日あたりの歩数(運動量)は寿命に関係がありそうです、というお話をさせていただきました。
それでも行動を起こせない方に、こんなテストはいかがでしょう。
そのテストとは、以前にもご紹介している、2ステップテストです。
下肢、体幹などの柔軟性や、バランス、筋力などを総合的に評価する指標です。
足を揃えて立ち、大股で2歩歩いて、足を揃えられるところまで進みます。転んでしまったり、足が揃えられなかったりしたらやり直しです。
転ばないよう、足が揃えられるよう、調節して2歩踏み出してください。
跳躍もやり直して、跳ばないように二歩測ってください。
長さはつま先からつま先までを測り、そして身長と比較します。
計算はこのように行います。
結果は年代で比較し、この範囲よりも上に位置するようにすると良いでしょう。
グラフにすると以下のようになります。
男性の50代、60代は少し数値が高めに出ているようですが、最低1.5よりも大きくなるようにした方が良さそうです。
自宅で行う場合、滑らないようにして(靴下で畳の上などはやめてください)行ってください。
最大2歩を測る際に、メジャーを床に伸ばしておくと良いでしょう。
年齢にもよりますが、身長の1.5倍以上は無理なく足が出るように柔軟性、筋力、バランスを保っておきたいものです。
ウォーキングは一般的に手を振って、大股で歩くよう指導します(上図)。歩幅を大きくすることで歩行速度も大きく伸びていきます。
ピッチを上げる方法でも速く歩くことができると思いますが、忙しなくて大変です(笑)。
速く歩く力を保つためにも、2ステップ値を大きくしておくことが大事です。
記事担当:部長さかもと