歩行アシストなどを用いて、歩行速度が上がったことや、歩幅が伸びたことを報告してきましたが、これにはどんな意味があったのでしょう。
まず一つには、歩幅を伸ばして歩けるようになることで、動的なバランスが良くなったと言えるでしょう。
もう一つには、歩幅を伸ばすということは、下肢の筋肉の使い方が変わってきます。
歩幅を10cm伸ばしたという報告をみると、筋肉の活動量は下肢全体で2倍になっていました。
これだけ歩幅を伸ばして歩くということは大変な活動だということです。
また、後ろにある脚で、つま先を下側に押す力も、脚の開き具合によって大きくなるという報告もあります。
従って、速く歩いたり、大股で歩くためには、後ろに行く脚をできる限り後ろに送ろうとした方が良いでしょう。
脚を大きく開いて歩くことで、筋活動が増えることで、脚の使い方を学ぶことができると思います。(痛みのない程度にしてください)
記事:さかもと