群馬リハビリテーション病院 リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

歩く

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 歩き方を教わった事がありますか?

 

 子供の頃から毎日使う動作。毎日毎日多く歩くうちに、効率の良い歩き方を学んでいくためか、それほど変わった歩き方をしている人はいません。

 

 自然に歩き方が身についてくるのかもしれません。

 

 ただ、有酸素運動になりやすく、効率の良い歩き方というのはあります。これが一番疲れにくいとも言えるでしょう。

 

 まず、肩の力を抜きます。足の動きと逆向きに腕を振ります。腕を振ることによって体に捻れを生じさせ、反対側の脚を前に振り出しやすくする意味もあります。

 

 腕を肘から伸ばして振ると、長さが大きいので振り回しにくく、また戻すのにも労力が必要となります。

 

 ただ、脚の振り出しは膝から脚を前に出すように振り出し(膝を曲げていく)、膝がある程度前に出たところで、膝を伸ばします。二段構えで脚を前に振り出す理由は、膝を曲げて脚を畳んだ方が小さい筋力で脚を前に出す事ができ、効率が良いからです。

 

 前に振り出した脚は、膝を伸ばして踵から設置します。踵からの設置は膝や股関節に対するショックアブソーバー(衝撃吸収作用)の効果を持ちます。

 

 さらに、膝を伸ばすことによって、より前に足部を振り出す事ができ、歩幅を伸ばすことができます。

 

 また、後ろに出す脚も、膝を伸ばしたまま股関節を伸ばすように脚を後ろに蹴り出し、蹴り出しの最終可動域附近で、ふくらはぎの筋肉を用いて踵を挙げるようにします。

 

 この踵を挙げる力が強いと、速く歩くことができます。

 

 この踵を挙げる作業は、重心位置を下に落とさない事を目的に行います。股関節伸展域で踵をついたままでは上下方向の重心位置が下がり過ぎるので、体重をもちあげる作業に、前方への運動エネルギーが使われ、歩行速度の減速幅が大きくなることでしょう。

 

 また、頭のてっぺんから紐で吊られたように背筋を伸ばし、顎を引いて歩くようにしてください。

 

 ナンバ歩きではなく、西洋式の歩行ですが、路面が比較的フラットな環境では効率の良い歩き方と言えそうです。

 

 軽く汗をかくくらい歩くようにすると良いでしょう。

 

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 猫背でスマホは高血圧への道が待っています。

 

 筋力がないことも一つの原因ですので、このような姿勢の機会が多い方は、意識して背筋に力をつけて置く方が良いでしょう。

 

 図解がなく、わかりにくい説明になった事は、お詫びしたいと思います。

 

                            記事:さかもと